2016年11月25日金曜日

開発とジェンダー分科会2016年度第1回定例会開催のお知らせ(2016年12月17日[土])



開発とジェンダー分科会2016年度第1回定例会開催(2016年12月17日[土])のお知らせです。

※開催場所と報告趣旨を追記しました(12/7)
※チラシはこちらからダウンロードできます。

下記のように、今年度から事務局を担当する小川真理子さん(日本学術振興会特別研究員・PD)が報告します。



小川さんは、日本の「民間シェルター(DV被害女性を保護・支援する民間の一時保護施設」に関して研究を行っていまして、博士論文を基にした著書『ドメスティック・バイオレンスと民間シェルター――被害当事者支援の構築と展開』があります。今回は、近年行ってきた東日本大震災被災地におけるフィールドワークの結果を基に報告をして下さる予定です。



ご出席の方は、恐れ入りますが、資料の都合上、なるべく2016年12月14日(水)までに下記のアドレスまでご連絡頂けますよう、お願い申し上げ申し上げます。


皆様お誘い合わせのうえ、どうぞ足をお運びください。
また、関心のありそうな方にご連絡いただけますと幸いです。

報告者を随時募集しております。
報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。



2016年度「開発とジェンダー」分科会事務局

小川真理子・中村雪子



****下記、転送・転載歓迎です!****
国際ジェンダー学会「開発とジェンダー」分科会2016年度第1回定例会開催のお知らせ 

◆日時:2016年12月17日(土) 16時~18時
◆場所:立教大学 池袋キャンパス ロイドホール五階第三会議室
◆報告者:小川真理子さん(日本学術振興会特別研究員(PD))
◆報告タイトル:東日本大震災と女性支援-宮城県A市におけるDV 被害者支援を事例として- 
チラシはこちららダウンロードできます。

◆報告趣旨:
 東日本大震災から5年が過ぎ、被災地の現状について知る機会が少なくなってきた。だが、今なお困難の中にあり、復興の蔭で苦しむ女性たちがいる。
本報告では、宮城県A市におけるDV被害者支援を事例として、東日本大震災以降のDV被害者支援の実態を把握し、DV被害女性への効果的な支援のあり方を検討する。
 報告者は、2013年から2016年において被災地の自治体担当者や民間シェルター、関係機関へのインタビュー調査を行なってきたが、災害時・災害後における女性支援がどのように行なわれてきたのかについて考察する。被災地では、DVの激化や深刻化、被害事例の変化などが報告されているが、民間シェルターは全国的なネットワークを活かし、同大震災直後から被災地において暴力被害女性の相談、保護、支援を率先して行なっていることが看取された。同時に、被災地に位置する民間シェルターは、被災地都心部だけでなく地方部においても啓発活動を行い、潜在的なDV被害の掘り起こしを行なっている。これらの取り組みは、同大震災によって分断された被災地において、孤立化する暴力被害女性が支援にアクセスするきっかけになっている。A自治体におけるDV被害者支援制度は東日本大震災以前から構築されつつあったが、震災時の中断を経て、その後構築・確立されて、それが関係機関にも周知された。他方、民間シェルターと行政との連携は二極化する傾向がみられた。民間シェルターは、女性たちへの継続的な支援の必要性を訴えているが、そのためには行政との連携は必要不可欠である。
DV被害者支援を通してみえてきた被災地の今とこれからについて参加者のみなさまと一緒に考えていきたい。



出席の方は、資料準備の都合上2016年12月14日(水)までに下記アドレスまでご連絡いただければ幸いです。

*会場最寄り駅
JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線「池袋駅」下車。西口より徒歩約7分。

「開発とジェンダー」分科会では報告者を随時募集しております。
報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。
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ショウガをきかせたチャイが美味しい季節になりました

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